IcePrincess
「…………お……父さ……ん?」
「あぁ?お前知らねーのかよ!笑
まあ言えねーよな!
母親が父親殺したなんて、!
お前も可哀相にな………こんなイカレタ両親持ってよお?
テメーもろくな大人にはならねーだろうな?」
知らぬまに氷吾の頬は濡れていた
この気持ちが何て言うのか氷吾にはわからない。
苦しみ、傷み、虚しさ、悔しさ、……………ハカナさ……………………………。
「…………うっ…………わ………わあぁぁぁ―――――!!!!!」
幸せだと信じていた家族の崩壊。
いや、最初から崩壊してたのかもしれない。