IcePrincess




「………何で?……止まんない………よ。
笑いたいのに………俺が笑わなきゃ………お父さんも……笑えな……いのにっ!!」





氷吾の体は雨で冷えて、それでも動かない体を抱きしめて



涙を堪えて、漏れる声がやけに耳に残った。




「………ハァッ!……ハッ!……」


氷吾は熱を出して過呼吸になっていた。



そのまま氷吾は意識を失った。
















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