IcePrincess
2人で道を歩いていたら前から譲が走って来た。
「あ、ひかり!調度よかった。
もう学校行ったかと思った!」
「何か用?」
「氷吾からの伝言!
今日の学校の帰りにマンションに寄れ。だって!」
氷吾の声と顔をモノマネする譲の顔をみてひかりは微笑んだ
「わかった」
そして自分より背の高い譲の頭を撫でた。
譲は素直に撫でられてニコッと笑うと元来た道を走って行った。
「先輩!俺も撫でて?」
「キモい」
ひかりはそれだけ言って歩き始めた。
「もー、つれないなー!」
文句を言いながらも純はひかりに付いて行った。