distortion
真輝
(あれっ?確かにこのビルだよなぁ?)
俺は新しいバイトの面接を受けに会社の入ってるビルを探している。
職種はアーティストのマネージメント。
時給は最初の3ヶ月は900円で週5日。(大学のテスト期間は免除)
飲食店のバイトをことごとく落ちた俺にはこの仕事しかもうなかった。
これに落ちたら後はキャバクラのボーイか風俗の送り迎えかな…。
だから意を決して来たのに。
確かに目の前には蔦だらけの古めかしい雑居ビルが一つ。
(これって、一応…芸能の会社…なんだよな?)
こんなんでいいのかと多少不安になっていた。
メモした紙とビルの看板を何度も確認したが一緒である。
俺は仕方なくギシギシ言ってる危なそうな階段を昇って2階にある部屋を訪ねた。
「あの…失礼します。今日アルバイトの面接で来た後藤と言いますが…」
受付?らしき席に座っていた若い女の子に一応声をかける。
「ああ、アルバイトの方?ちょっと待ってて下さい」
無愛想な対応に一瞬ムッとしたが、黙って待った。
「こちらにどうぞ」
通されたのは小さい一応応接間らしき所になっていた部屋。
そこにいたのは若いんだかよくわからない女性が1人。
オカルト系っぽいちょっとあんまり関わり合いになりたくないようなタイプの人。
「君が後藤君かな?自分ここの代表やってます」
「あっ、後藤真輝です。今日はよろしくお願いします」
渡された名刺を受け取って一応挨拶をした。
が、挨拶もそこそこに話は本題に入った。
「で、いつからこれるかな?」
「はい?」
「あれっ?やってくれるんだよね、うちの新人歌手のマネージャー」
どうやらいつの間にか決まっているらしい。
俺は新しいバイトの面接を受けに会社の入ってるビルを探している。
職種はアーティストのマネージメント。
時給は最初の3ヶ月は900円で週5日。(大学のテスト期間は免除)
飲食店のバイトをことごとく落ちた俺にはこの仕事しかもうなかった。
これに落ちたら後はキャバクラのボーイか風俗の送り迎えかな…。
だから意を決して来たのに。
確かに目の前には蔦だらけの古めかしい雑居ビルが一つ。
(これって、一応…芸能の会社…なんだよな?)
こんなんでいいのかと多少不安になっていた。
メモした紙とビルの看板を何度も確認したが一緒である。
俺は仕方なくギシギシ言ってる危なそうな階段を昇って2階にある部屋を訪ねた。
「あの…失礼します。今日アルバイトの面接で来た後藤と言いますが…」
受付?らしき席に座っていた若い女の子に一応声をかける。
「ああ、アルバイトの方?ちょっと待ってて下さい」
無愛想な対応に一瞬ムッとしたが、黙って待った。
「こちらにどうぞ」
通されたのは小さい一応応接間らしき所になっていた部屋。
そこにいたのは若いんだかよくわからない女性が1人。
オカルト系っぽいちょっとあんまり関わり合いになりたくないようなタイプの人。
「君が後藤君かな?自分ここの代表やってます」
「あっ、後藤真輝です。今日はよろしくお願いします」
渡された名刺を受け取って一応挨拶をした。
が、挨拶もそこそこに話は本題に入った。
「で、いつからこれるかな?」
「はい?」
「あれっ?やってくれるんだよね、うちの新人歌手のマネージャー」
どうやらいつの間にか決まっているらしい。