猫耳ぱにっく!
―数分後―


「香奈ぁ、朝御飯の用意出来たわよ。」



一階からママの声がした。



あたしはパッと目を開けて飛び起き、目覚まし時計を確認する。


短い針は7のところを、長い針は45のところを指していた。


7時45分か。


そして恐る恐る、普段耳がある場所に触れてみる。



・・・耳がない。



今度は頭を触ってみる。



< 3 / 57 >

この作品をシェア

pagetop