猫耳ぱにっく!
カフェに着くと男のウェイターさんが元気良さそうに挨拶した。


「いらっしゃいませ!
何名様でしょうか?」


「2」


あたしが答えようと思ったら亜美がそっけなく答えた。


「喫煙席と禁煙席とございますが?」



「高校生に煙草吸わせる気?
禁煙席に決まってるでしょ。」



ちょ、怖いよ、怖いよ亜美さん!



ウェイターさんびっくりしてるよ?


「あ、申し訳ありません。
それでは禁煙席へご案内します。」


そして腫れ物を扱うかように、一番奥の席に案内され、亜美はウェイターさんに椅子をひかせていた。


「どうも。」


亜美は椅子をひくことが当たり前かのように振る舞う。


いや、いつものことなんだけどさ、いつみてもびっくりするわ。


そしてウェイターさんはメニューと水、おしぼりを置き、「お決まりの頃に伺います。」と言って去っていった。



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