猫耳ぱにっく!
「え、ちょ!!
あたしにパフェの選択権は?」


いちごミルフィーユかガトーショコラにしようと思ってたのに。



「はぁ?何言ってるの。
奢ってもらう人に選択権なんてあるわけないじゃない。」



う・・・



確かに。



「だから文句言わないの。
アイスティまでつけたんだからね。」



亜美はアホの子を見る目で言った。



そうだよね、奢ってもらうのに文句なんか言えないよね。


あたしはコクンと頷いた。


・・・



あれ、でもなんで奢ってもらうんだっけ?



えっとたしか。




・・・あたしがノートを貸したからだ。




「あ、でも亜美・・・


「お待たせいたしました。」



あたしが亜美に反論しかけたらウェイターさんがやってきた。


タイミングが悪いよ!


「バナナチョコパフェお2つとアイスティのストレートになります。
ご注文は以上でよろしいでしょうか?」


「うん。」


亜美はしれっと答える。



「ではごゆっくり。」



そういって伝票を丸めてテーブルに置き、ウェイターさんは去っていった。


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