猫耳ぱにっく!
そして廊下を歩く音がし、あたしの部屋の前で音が止むと、ドアが勢いよく開かれた。


「香奈、朝ごは・・・あら、可愛い猫耳ね!」



ママはあたしの姿を見るなりあっけらかんと言い放った。



「うーん、でも学校じゃ隠さなきゃいけないわよね。
あっそうだ、ママが使ってたウィッグがあったわ!
ちょっと持ってくるわね。」



そういうと、ママはあたしの部屋から出ていった。



あ、あれ?



ママ驚いてない?



しばらくすると、ルンルンのママがウィッグを持って現れた。



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