猫耳ぱにっく!
「はい、これならどうかしら?
昔使ってたやつよ。」


ポスンと持ってきたウィッグをあたしの頭にのせる。



えっえっえ?



何なの?

「うん、いいわね!
ほら鏡見てみなさい。」



一人で焦っているあたしには構わず、ドレッサーの上に置いてあった大きめの手鏡を取り出し、あたしを写す。



鏡の中に居たのは猫耳がないあたし。


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