幸せそうな微笑み
傷つくのなら恋なんてしたくない。





そう思ってたのに。


そう考えてた私なんて嘘みたい。



騙されてても良いだなんて、
傷ついても良いだなんて…そう思える。




彼の涙を見たから? そうかもしれない。



彼のピアノを聞いたから? そうかもしれない。



彼の寝顔を見たから? そうかもしれない。



彼のお母さんの話を聞いたから? そうかもしれない。





そうかもしれないし、違うかもしれない。


でもそんなことどうでも良いかなって思えてる。



だって好きになったんだからどうして?なんて
考えても仕方ないかなって。





きっとこの恋は辛いものばかりだと思う。


それでも私はこの恋を大切に大切にしたい。




彼を好きになって良かったって、泣けるような
終わり方をしたいなって思ってる。
< 20 / 29 >

この作品をシェア

pagetop