流れ星の降る夜に~君とであった公園~
友達
わたしは通学路、今になっては、強制早朝ウォーキングコースを歩いていた時にふと椋の
ことを思い出した。


椋って学校行ってるのかな~?今の時期3年生は入試に向けて勉強頑張っているのだろう
けど・・・。


ま!帰ったら聞いてみよう。


そして、わたしは学校についた。


拓也と別れたから、十中八九空気ちゃんに戻ってる。


でも、椋の言ったことを信じてみよう。
 

クラスの前につき深呼吸をした。そして、クラスのドアをあけた。


ガラガラガラ―――。


みんなが一斉にこっちを見た。


わたしを見た瞬間みんなが今までやってたことに意識を戻した。


「―――お、おはよう・・・」


わたしは、勇気を振り絞ってみんなに言った。


だけど、誰も反応をしてくれない・・・・と、思った瞬間


「おっはよッ!なにやってんの?ドアの前で立ち止まったりなんかして」


わたしの背中を叩いてクラスに入って行った女の子がいた。


「みんなおはよー!」


朝からテンションMAXだった。


クラスのみんなが女の子をみた。


「美雪おはよー」「みっきー!おはよー!」


そう。女の子は美雪。みんなから人気なんだ。


美雪はバッグを自分の席におくと、こっちへむかってきた。


「沙羅なにやってんのさ?早く入んなよ!」


「美雪・・」


わたしは自然と涙が出てきた。


「ほにゃ?」


美雪は首をかしげてた。その素振りは猫のように可愛かった。


「ありがとう・・」


「いきなりなんだよー!」


そういって、わたしの頭をなでてくれた。


美雪はわたしに唯一話しかけてきてくれる人だ。


それに、美雪はわたしの恩人・・・。
< 14 / 20 >

この作品をシェア

pagetop