流れ星の降る夜に~君とであった公園~
わたしは授業中孤独だった。



席は美雪と離れていて、誰もわたしに話しかけてなんかくれない。



でも、耐えた・・・。



授業が終わったら美雪と話せる、そんなことを考えて耐えた。



キーンコーンカーンコーン―――。



授業が終わった。



わたしはすぐに美雪の席に行った。



だが・・・そこに美雪はいなかった。



探してみると、他の友達と話してた。



わたしは、しかたない、と思いながら、自分の席に戻った。



だが、そんなわたしを美雪はきずいたのか、わたしの席にきてくれた。



「沙羅~?どうした~?」



「美雪・・友達と話しててよかったのに・・・・」




「ううん!いいの・・・孤独にさせないって言ったのはあたしだし」



「そっか・・・。ありがと」



その時、さっきまで美雪と話してた友達の話が聞こえてきた。



「みっきーってさ~なんであんなのとつるむのかな」



「さぁ?誰にでも優しいって思わせたいんじゃない?」



美雪も聞こえていたのか慌ててフォローにはいった。



「ちょっ・・・。そんなことないからね?沙羅」



「あ、うん・・・」 

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