流れ星の降る夜に~君とであった公園~
わたしは帰るとすぐに椋に電話をした。



わたし自身でもわからないがとても椋と話したかった。
 

椋はコールしてすぐにでた。



『はい。もしもし』



「椋?」



『おぉー。沙羅か』



「うん!沙羅だよ!」



『ん?どうした?何か学校でいいことでもあったか?』



「え?何で分かったの!?」



『えー。だって、なんか嬉しそうなんだもん』



わたし自身でも気づかないうちに声が明るくなっていた。



『で!何があったの?』



「えっとね・・。美雪以外に友達が出来た!」



『おぉ!それはよかった!・・・けど、美雪って誰だし?』



椋はそういうと少し笑った。



「あ、ごめん!美雪はね、命の恩人なんだ!そして、一番の親友」



『へぇ~。沙羅自殺でもしようとしたところ助けてもらったのか?』



「え――・・」



『え・・!?もしかしてホントに・・?』


「うん・・・。ほんとに」



『うわ!俺すごくない!?あてたよ!』



「うん!すごい。予知能力」



『Mr.椋と呼んでくれ』



「・・・・・」



『なんだよ』



「い、いや・・椋がかわいそうに思えて・・・」


『なんで?』



「ネーミングセンスはまるっきりないから」



わたしはそう言うとわざとため息をついた。



『うっ・・なんだとー!てか、かわいそうとか言うなー!』



わたしは椋の焦りっぷりに笑いが止まらなくなった。



椋もわたしと一緒に笑った。
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