流れ星の降る夜に~君とであった公園~
「キャッ」
わたしは、見てることができず顔を伏せた。
――パシッ――
鉄で殴られたにしては小さい音がした。
「これで、良輔をあんな目に・・」
拓也の声だ。わたしはそう思い、恐る恐る顔をあげると、あの至近距離で振り下ろされたのに、拓也は手でしっかりつかんでいた。
「なっ・・・・」
男たちがパイプを拓也の手から振り払おうとした。
「え?とれない・・。くそッ」
「りょ・・すけもこれ・・で・・」
拓也の声は震えていた。
その瞬間わたしは、おわった・・。そう思った。自分でも意味がわからなかったけど、次
の瞬間意味が理解せざる追えない状況に・・・・。
車庫中に鈍い音が響き渡った。
この音でわたしは、また顔を伏せた。
「やめ・・て・くだ・・さい・・」
男たちがズタズタな体で地面にはいながらお願いしていた。
「お前らも、良輔が頼んでもやめなかったんだろ?同じ目にあわせてやるよ・・」
わたしは恐る恐る顔を上げてみた。
すると、男たちはボロボロになっていた。
鉄のパイプも無残にも折れ曲がっていた。
そして、拓也の顔を見てみた。
わたしの気のせいだろうか。
わたしには拓也が笑っているように見えた。
拓也は殴り続けた。
わたしは自分だけは大丈夫・・と思い込んでいたのだろう。
次の瞬間・・・