シャボン玉 *eternal love*



「頭のいい奴ってバカが多いんだよね」


「え?」


「愛斗の守り方は間違ってる。それで心を守れていると思ってるの?」



……それは


俺自身が一番疑問に思っていたこと。



美姫ちゃんに言われて黙り込んでしまった。その時、突然背中を叩かれる。



驚いて振り返り、目の前にいる人を見て固まる俺。




「……花ちゃん」



今、まさに話していた悩みの種の張本人。怖いくらい笑顔の花ちゃんだった。




いつからいた?もしかして今の話……聞かれていた?冷や汗にも近い汗が額から流れてくる。





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