シャボン玉 *eternal love*



「心……俺じゃダメ? 年下嫌い?」


「そんなことないよ。でも陽は大切な幼なじみだよ」


「男として見れないってこと?」


「そういうわけじゃ……優しくて大好きだけど」


「じゃあ俺にしとけよ。愛斗はいい奴だけど花ちゃんの彼氏なんだよ。心は親友の彼氏を奪うような女じゃないだろ?」


「そんなこと……しないよ。だけどだからって誰とでも付き合うのは……」



二人の間には重い沈黙が流れる。隣にいた美姫ちゃんは深呼吸して扉のドアを思いっきり開けた。



「ただいまぁ! アイス買って来たよ」


「あ……お帰り。遅かったね」






< 134 / 269 >

この作品をシェア

pagetop