シャボン玉 *eternal love*
「心……俺じゃダメ? 年下嫌い?」
「そんなことないよ。でも陽は大切な幼なじみだよ」
「男として見れないってこと?」
「そういうわけじゃ……優しくて大好きだけど」
「じゃあ俺にしとけよ。愛斗はいい奴だけど花ちゃんの彼氏なんだよ。心は親友の彼氏を奪うような女じゃないだろ?」
「そんなこと……しないよ。だけどだからって誰とでも付き合うのは……」
二人の間には重い沈黙が流れる。隣にいた美姫ちゃんは深呼吸して扉のドアを思いっきり開けた。
「ただいまぁ! アイス買って来たよ」
「あ……お帰り。遅かったね」