シャボン玉 *eternal love*
「成績は常にトップが当たり前。マーくんも言ってたじゃない? 私と愛斗くんは今回のテストはまた上位だったって」
歩く速度がゆっくりになったと思ったら急に立ち止まって、拳を強く握り締めた。
「だけど心は……いつも誉められる。私より成績は良くないのに頑張ったなって誉められる……」
「……それは頑張ったから」
「私だって頑張ってる! 成績だけ良くても友達なんかできないと思って日々努力して、私がクラスの中心の輪にいたのに……心に出会ってから変わった」