シャボン玉 *eternal love*
――風が吹いて、彼女の綺麗な髪がなびく。
悲しそうに、切なそうに俺を見てきて……だけど瞳だけは強さが見えた。
「勘違いだったらいいって思いたくて、あえてみんなにも話してなかった。だけどもし……今回のことが私のせいなら……確かめる。はっきりさせる」
「待って……? 何で嫌がらせと今回のことが繋げるわけ?」
動揺していた。まさか彼女が気付いていたなんて。言葉からしても確実に……
「愛斗くんも美姫も本当は犯人を知ってるんじゃない? 美姫の性格からして直接言い合いになって、相手をキレさせて今回みたいなことになったんでしょ」
「……心ちゃんは……誰が犯人だって思ってるの?」