シャボン玉 *eternal love*
「お互い様だと思うけど。花ちゃんだって色々な人を利用してるじゃん」
「え?」
「輝、俺、そして……心ちゃん」
一番に自分をより優位に見せる為に、彼女を傷つけて利用している。
その意味が分かったのか花ちゃんは黙り込んだ。
「――花」
次の瞬間、不意に近づいてきた一人の女の子。その声を聞いただけでドキッとした。
顔を上げると真っ赤に目を腫らした彼女の姿。弱く脆そうなのに……どこか瞳の奥には強さを感じた。
「……ちょっといい?」
――やべ……。直接聞く気だ。
嫌がらせをしていたのは
陽に怪我を負わせるような事態になったのは何故なのか……