シャボン玉 *eternal love*
「六時間目の授業抜け出して話そう。どうしても今、話さなきゃ二度と花に聞けないと思う。決心が鈍らないうちに……お願い」
ああ……。今、この状況は彼女にとってはとても勇気がいることで
赤い目はきっと……親友の花ちゃんと信じたくない真実と向き合う為に決意した時に流した涙の跡。
ざわざわとした教室に先生が入ってきてみんなが席に着き始めると彼女は花ちゃんの手を取り歩きだした。
「先生。花が具合が悪いみたいなので保健室に連れて行きます」
「あ、うん。分かった」
そしてそのまま二人は教室を出ていった。