シャボン玉 *eternal love*



残された二人。


嫌な沈黙が流れて涙が落ち着いてきた彼女はゆっくりと立ち上がった。




「ごめんね。彼女の花のこと悪く言って……気分悪いよね」


「そんなこと……ないよ」


「私は大丈夫だから花を追い掛けてあげて」


「心ちゃん……」


「お願いだから私に優しくしないで」



目を伏せて大きくため息をついて口を開いた。




「もう……私に話し掛けないで」




え――……?




それは


俺がさっき決意したこと。


だけど彼女の口から言われると……最初の頃を思い出す。


いや、最初のほうよりひどくショックを受けていた自分がいた。






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