シャボン玉 *eternal love*
「わ……忘れなくて……いいの?」
「忘れないでよ」
「好きでいて……いいの?」
「好きでいて。俺は君以上に好きでいるから」
ポロポロと涙を溢して聞いてくる彼女に自然と左手がのびる。
拭いても拭いても溢れてくる涙は止まることはなくて……
「たくさん泣かせてごめん……これからは泣かさないから」
そう言って左手で頬を包んで顔を傾けて瞼の下にキスをした。
「俺の彼女になって?」
今度は偽りじゃない正真正銘の……
彼女は何度も頷いてくれて声にならないくらい涙を流して……俺はずっと泣き止むまで肩を抱いていた。