シャボン玉 *eternal love*



「心ちゃんってわたあめっぽいよね」


「え? 何で?」


「ふわふわして真っ白で甘くて……」



純粋で柔らかな笑顔。女の子らしい感じが彼女にピッタリだ。



「甘い……?」


「うん。香りとかキスとか……」



屈んでキスをしようとしたら初めて顔を背けられてキスを拒否られた。



「待って! ここ近所だしっ……誰かに見られたら」


「今めちゃくちゃキスしたい。ダメ?」




うぅっと唸りながら上目遣いしてくる彼女があまりにかわいすぎて吹き出してしまった。



「何で笑うのぉ?」


「困った顔もかわいいなぁって思って。これからは遠慮しないで嫌なら嫌って言っていいんだよ」



もう嘘偽りない正真正銘のカレカノなんだから。






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