シャボン玉 *eternal love*
そんなやりとりをしていたら、ザプンと二度目の大波が俺達二人を襲った。
………………………。
……………ぷっ。
「乾くまで帰れない決定だね!」
「……最悪」
彼女は大爆笑していたけど……海水ってベタベタして気持ち悪い。一気にテンションが下がる俺。
「濡れたついでに泳ぐ?」
「え! ダメだよ!」
仮にも君はスカートでこれ以上濡れたらあの雨の日の電話ボックスの時よりエロい姿になるじゃんっ!
「来て」
「え?」
「抱っこしてあげるから」
ジーパンの裾を折り曲げてから、彼女を肩に抱き抱えて沖に向かった。
「きゃあ! 重いからいいよぉ!」
「ダメ。これ以上濡れたら。足だけつけて。これで我慢して」