シャボン玉 *eternal love*



近くのサーフショップでTシャツを買って着替えた。店員さんとも仲良くなってシャワーまで貸してくれた。



こんなデートになるなんて思ってもいなかった……



彼女の秘めた思いを聞けて、新たな彼女の姿を見れて幸せだった。



帰りの電車の中では二人とも疲れて眠気が襲う。



「眠いね」


「うん。楽しくてはしゃぎすぎちゃった」


「寝てていいよ。降りる駅になったら起こすから」




そう言うと彼女は優しく笑って


ソッと遠慮がちに


俺の手を繋いできた。




ドキッとする俺。だって……学校と下校以外で手を繋ぐのは初めてだったから。






< 77 / 269 >

この作品をシェア

pagetop