シャボン玉 *eternal love*



「だから今日からはもう一緒には帰れないけど……」



張り裂けそうな気持ちでいっぱいで……俺は鞄を持って教室から出ていこうとした。



「愛斗くん、待って」



彼女に呼び止められてドキッとした。



だって……



「……愛斗くんのおかげで私は強くなれた。嫌がらせされても味方になってくれたから学校にも来れたの」



少しずつ……声が震えているのが分かって顔は見てないけど、泣きそうになっていることに気付いて……確信してしまった。






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