シャボン玉 *eternal love*
「明日からは普通に接するから……聞いて? 私の気持ち……」
彼女は……俺のことを……
「ダメ。言わないで」
彼女に背を向けてキッパリと言った。じゃないと自分の気持ちを言ってしまいそうで……
「お願い……振ってくれていいの。迷惑だって言ってくれてもシカトして帰ってもいいから聞いて……」
涙を流しているだろう彼女の声が静かな教室に響く。
泣きたい感情を必死で抑えた。