となりの太郎君
自分でも正直、何がやりたいのか分からない…。

中井君と一緒にいても、頭に浮かぶのは荻野さんの事。


一人になると、たまらなく荻野さんが恋しくなる。


荻野さんに抱かれた時の温もりが恋しい…。


「何、考えてんの?」

私の部屋でまったりと漫画読んでた中井君が、いつの間にか私を観察してた。


「なんでもないよ…。
ただ、こないだの
テスト悪かったの。ただ、それだけ。」

「そうなんだ?」

「うん…そうだよ」

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