となりの太郎君
台所から聞こえる食器や、包丁で物を切る音を聞いてるといつしか深い眠りについていた。ママが料理をしてた懐かしい音。ママ…パパ……逢いたいよ…。 「ん……。ママ?」少し目を開けると、うっすらと荻野さんの顔が見える。 「ありさ…?分かるか?」私の顔を覗き込む荻野さんの顔がハッキリしてくる。
< 81 / 285 >

この作品をシェア

pagetop