わたくしの日々
危険洗剤
人生に於いて「仮に」といった状況を考えることはとても重要なことのように思う。
転ばぬ先の杖と言うか、常々一歩二歩先を思案することで置かれる立場というのは格段に良いものとなるのではないだろうか?
そこで、わたくしは考えてみるのである。
仮に、洗剤に「混ぜなきゃ危険」と書いてあったら。
いつも目にするのは「混ぜると危険」である。
これは左程の注意がなくても、なかなか、そういった注意を促されている液体に、別の液体を混ぜることはないであろう。
よって危険と書かれている割には危険度は低め。
しかしだ。
混ぜなきゃ危険は危険極まりない。
まず、購入した段階ではしっかり蓋が閉められているとは思うが、既に容器の中の液体は「危険」なのだ。
うっかり、注意書きの確認もせず購入してしまったわたくしは蓋を開けると同時に何らかの液体を混ぜようとするだろう。
が、一体何を混ぜれば良いというのだろうか?
どんな液体でも良いのか?
そして量は?
一体、一つの容器に対して、何対何で別の液体を入れれば良いのか?
そもそも「危険」な液体は、容器の中にどれ位入っているのか?
混ぜる量を間違えれば溢れ出てしまうのではないか?
様々な疑問が浮かんだわたくしは容器に書いてある、メーカーのお客様センターに電話を掛けることだろう。