俺様の飼い猫。
早速キッチンに入って支度を始める。何もなかったシンクに洗い物が増えていく。
卵を割り、砂糖を入れ解いて、油のひいたフライパンに流し込む。
片面が焼けたら、先に作って形を整えておいたチキンライスの上にふんわりとかける。
不器用なあたしには、卵で包むなんてことできないし。
最後にサラダにドレッシングをかけて、オムライスにケチャップで星印をかけば完成。
本当はハートにしようと思ったんだけど、それは何か納得いかなくて星印になった。
「できるもんじゃねぇか。」
突然聞こえたその言葉に声のした方を見れば、ネクタイに手をかけ、壁によしかかった御堂がいた。
「声かけてください!」
「かけたのに、お前が気付いてないだけだろ。」
「知りません!」
あたしの言葉を聞いていないのか、御堂さんはさったさと寝室に入って行った。
去り際に、不覚にも、ネクタイを取るしぐさがあたしをドキッとさせた。
しばらくすると、スエットにTシャツ姿の御堂さんが戻ってきた。
「もうできたんだろ?食おうぜ。」
「はぁ…。」
気の抜けた返事をして、先に並べておいたテーブルのイスに腰掛けた。
「いただきます。」
「…いただきます…。」
向かい側の席で、何も言わずに食べる御堂さん。
おいしくなかったのかなって、そう思いながらあたしも食べてみる。
別に普通においしい。
この人いかにもお金持ってそうだし、庶民のものは口に合わないとか…!?
卵を割り、砂糖を入れ解いて、油のひいたフライパンに流し込む。
片面が焼けたら、先に作って形を整えておいたチキンライスの上にふんわりとかける。
不器用なあたしには、卵で包むなんてことできないし。
最後にサラダにドレッシングをかけて、オムライスにケチャップで星印をかけば完成。
本当はハートにしようと思ったんだけど、それは何か納得いかなくて星印になった。
「できるもんじゃねぇか。」
突然聞こえたその言葉に声のした方を見れば、ネクタイに手をかけ、壁によしかかった御堂がいた。
「声かけてください!」
「かけたのに、お前が気付いてないだけだろ。」
「知りません!」
あたしの言葉を聞いていないのか、御堂さんはさったさと寝室に入って行った。
去り際に、不覚にも、ネクタイを取るしぐさがあたしをドキッとさせた。
しばらくすると、スエットにTシャツ姿の御堂さんが戻ってきた。
「もうできたんだろ?食おうぜ。」
「はぁ…。」
気の抜けた返事をして、先に並べておいたテーブルのイスに腰掛けた。
「いただきます。」
「…いただきます…。」
向かい側の席で、何も言わずに食べる御堂さん。
おいしくなかったのかなって、そう思いながらあたしも食べてみる。
別に普通においしい。
この人いかにもお金持ってそうだし、庶民のものは口に合わないとか…!?