この想いを君に…3
「2人とも、おいで〜!!」

と手招きするのは悠斗のパパ。

話を聞けば、学校の子達を雅ママと車2台に乗せて連れて来てくれたとの事で。

さすがは、真由ちゃんの両親だ。

真由ちゃんは子供に馬鹿にされるくらい子供っぽいけどすごく優しい。

真由ちゃんや悠斗を育てたその両親も優しい訳だ。



「二人とも、ご飯は食べたの?」

雅ママが聞くので

「後で気分転換に外に行きます」

と答えた。

「そう、じゃあ何か飲む?」

むっちゃんは頷く。



ふと。

視線を感じて顔を上げると…



学校のみんなは興味津々で俺達を見つめていた。



「ち…ちょっとー!!」

むっちゃんが急に我に返ったからみんなは大笑いしている。
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