この想いを君に…3
「じゃあそろそろ行こか?」

俺は立ち上がる。

むっちゃんも頷いて立ち上がる。

「明日、明後日応援よろしくね!!」

むっちゃんが言うとみんな頷いてくれた。



そしてキャンプ場を後にして。

サーキットから少し離れたホテルに戻る途中、食事をした。



「みんないい子らやな」

そう言うとむっちゃんは満足そうに頷いて

「あの子達がいるから学校、辞められない」

聞けばむっちゃんを目の敵にしている子は今だに多少の嫌がらせをするらしいけど、それ以上に周りがサポートしてくれるから大丈夫らしい。

「そっか、良かったな」



どうしてもあかんかったら。

大阪に呼ぼうと思ってたけど。

それもなくなったな。



少し、残念だったりする。
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