この想いを君に…3
祥太郎が接客を始めたので知樹は中に入ってきて開口一番。

「パパ!
ママと泰樹と桜、どうにかしてくれない?」

少しキレ気味に知樹はパパを見つめた。

「…何かあったの?」

パパは保険関係の手続きを素早く済ませてお客さんに渡すとあたし達を事務所の中に入れた。



「で、何があったの?」

パパは微笑んでいるけど。

何となく察しているみたい。



あたしと知樹は椅子に座った。

パパも座る。
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