この想いを君に…3
ピットインしてきた光さんは。

祥太郎と交代した。



ヘルメットを脱いだ光さんはパパを見て微笑んだ。

パパも微笑む。



ピットワークも素早く終わり、祥太郎がピットロードからコースへ。



段々太陽も西に傾いて、影が長くなってきている。



「光さん、凄いね〜!!」

あたしと知樹は光さんに駆け寄ると微笑んで

「オッサンでもここまで出来るんやから、お前らはもっと出来るねんで」

そう言ってレーシングスーツを脱いだ。
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