この想いを君に…3
「まだおったん?」

1階のリビングに降りると麻夜がオカンと話をしていた。



はよ帰れ!



「…冷たいなあ」

麻夜は苦笑いをする。

「お前にどう思われようとも俺には関係ないから」

キッチンに向かって冷蔵庫を開けようとした瞬間。

「あんな子供、どこがいいん?」



俺は一旦、冷蔵庫を開けて何も取らずにすぐ閉めた。



「少なくとも、お前と一緒にいるよりはうんと楽におれるわ」



俺は冷ややかに麻夜を見つめた。
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