この想いを君に…3
「確かに成長してるな」

光さんは目を細めながら北さんを見つめた。

「…俺が引退したら、北くんを撃退するのは」

光さんは真剣な眼差しをあたしに向けた。

「むっちゃんやで」



今年、もし125でチャンピオンを取る事になれば来年は世界を目指すか国内最高峰、JSB1000に上がるか、もしくはST600に行くか。

挑戦する価値は十分にある、と付け加えられた。



…でも、あたし。

躊躇してしまう。
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