この想いを君に…3
「…そーちゃんに言っても仕方ないから光さんに言うけど」
祥太郎は知樹の頭をタオルで拭きながら光を見つめる。
「今からでも遅くない、その睦海の手を出す癖、教育した方がいいよ!」
兄ちゃんより、タチが悪い、と祥太郎はブツブツ呟いている。
「おおお…教育するわ…」
光さんは痛みを堪えながら言う。
「睦海」
パパはあたしの額を突いた。
「そんな事をしていたら光に愛想を尽かされてお嫁に行けなくなるよ〜」
「大丈夫、昔からこれをするのは祥太郎と光さんだけだから」
『「はあ?」』
祥太郎と光さんは同時に声を上げた。
「…まさか、愛情表現?」
知樹がこめかみを押さえながら祥太郎からTシャツを借りていた。
「嫌な愛情表現だ…」
祥太郎は首を左右に振る。
「むっちゃん、これ着とき」
光さんはあたしに自分の着替えを貸してくれた。
「え、光さんは?」
あたしが言うと
「何枚か予備、ロッカーに入れてるから」
と笑った。
祥太郎は知樹の頭をタオルで拭きながら光を見つめる。
「今からでも遅くない、その睦海の手を出す癖、教育した方がいいよ!」
兄ちゃんより、タチが悪い、と祥太郎はブツブツ呟いている。
「おおお…教育するわ…」
光さんは痛みを堪えながら言う。
「睦海」
パパはあたしの額を突いた。
「そんな事をしていたら光に愛想を尽かされてお嫁に行けなくなるよ〜」
「大丈夫、昔からこれをするのは祥太郎と光さんだけだから」
『「はあ?」』
祥太郎と光さんは同時に声を上げた。
「…まさか、愛情表現?」
知樹がこめかみを押さえながら祥太郎からTシャツを借りていた。
「嫌な愛情表現だ…」
祥太郎は首を左右に振る。
「むっちゃん、これ着とき」
光さんはあたしに自分の着替えを貸してくれた。
「え、光さんは?」
あたしが言うと
「何枚か予備、ロッカーに入れてるから」
と笑った。