この想いを君に…3
その日は。

奈々の彼氏であり、あたしのおじさんでもある平野 悠斗。

1年の時に同じクラスだった仲良しの泉南 理子。
その彼氏の国分 啓太の5人で屋上でお昼ご飯を食べた。

「あたし、光さんからプロポーズされた」

その発言に、みんな一斉に固まる。



「何、それは結婚するの?」

国分くんが信じられない様子であたしを見つめる。

「予定では高校を卒業してすぐに」

「え〜!むっちゃん、おめでとう!!」

リコは喜んでくれた。

「…でも、光さん、全日本最終戦が終わればお店辞めて大阪に帰っちゃう」

我慢してたのに。

涙が溢れ出した。
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