この想いを君に…3
「あー…」

朝、起きて窓を開けたら。

小雨が降っていた。



でも…余程の雨じゃない限り、決行される。

これなら、間違いなくする。



あたしは早い目に学校へ向かった。



「おはよ!」

途中でリコに会う。

「おはよう!」

あたし達が歩いていると更に

「おはよー!」

奈々も加わった。

更にそこへ悠斗と国分くんが…



いつもの仲良しメンバーが揃った。



「しかし…凄いよね」

チラッ、と運動場を見ると、熱心な保護者はもう席取りをしていた。

保護者席はパイプ椅子が並べられてあってテント も張られている。

「みんなの親は来るの?」

奈々が聞くと全員頷いた。

ママみたいにイベント好きな人が多いのかもしれない。
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