この想いを君に…3
「むっちゃん…」

悠斗は相変わらず…

優しい。

あたしの頭を撫でた。

「…その1年半が、全く会えない訳じゃないでしょ?」

悠斗の言葉にあたしは頷く。

「大丈夫、それなら大丈夫だよ!!
きっと光さんの事だからマメに会いに来てくれるだろうし、むっちゃんが出るレースは来るだろうし…」

そう…

そうだよね!

「…ありがとう」

あたしは涙を拭きながら笑うと

「やっぱり悠斗くんはむっちゃんのおじさんだよね〜!」

奈々は笑ってそう言った。

悠斗は頭を掻きながら

「そりゃ、オジとして姪っ子は可愛いですから〜」

少し茶化し気味に呟いた。
< 4 / 247 >

この作品をシェア

pagetop