この想いを君に…3
「パパ〜!!」



ぼんやり考え込んでいると、保護者席前で叫びまくっている睦海がいた。

いつの間にか借り物競走が始まっている。



「そーちゃん、早く出て行きなよ」

祥太郎はうるさそうに耳を塞いだ。

「パパ〜?」

キョロキョロしている睦海。

「パパいなかったら祥太郎か光さん〜!!」



「早く行ってよ」

光は煩わしそうに俺を見つめる。





はいはい…
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