この想いを君に…3
「凄いよね、二人とも」
今日はママとホテルの部屋が一緒。
「昔から二人を見ているから、何だかドキドキしてしまう」
…たまには真面目な事を言うんだなって横で寝ているママを見つめた。
「…もし」
ママは天井を見つめる。
「もし、拓海くんが生きていたらどうなっていただろうって思う」
そして、唇を噛み締めた。
ママは…ずっと、拓海くんの事を想い続けている。
ママ…
「二人が活躍しているのは嬉しいけれど、ふと妬いている自分がいるの。
拓海くんがいたら、もっと面白い展開になったのに、とか」
確かに、祥太郎はまだ海外で活躍していたかもしれない。
ワークスで活動していたかも。
光さんだって違うチームにいたかもしれない。
「まあ羨ましいとは思うけど、拓海くんの事だから。
むっちゃんが産まれた時点でライダー辞めたりして」
ママは苦笑いをした。
ママの中では。
やっぱり…
ずっと拓海くんがいるんだな。
今日はママとホテルの部屋が一緒。
「昔から二人を見ているから、何だかドキドキしてしまう」
…たまには真面目な事を言うんだなって横で寝ているママを見つめた。
「…もし」
ママは天井を見つめる。
「もし、拓海くんが生きていたらどうなっていただろうって思う」
そして、唇を噛み締めた。
ママは…ずっと、拓海くんの事を想い続けている。
ママ…
「二人が活躍しているのは嬉しいけれど、ふと妬いている自分がいるの。
拓海くんがいたら、もっと面白い展開になったのに、とか」
確かに、祥太郎はまだ海外で活躍していたかもしれない。
ワークスで活動していたかも。
光さんだって違うチームにいたかもしれない。
「まあ羨ましいとは思うけど、拓海くんの事だから。
むっちゃんが産まれた時点でライダー辞めたりして」
ママは苦笑いをした。
ママの中では。
やっぱり…
ずっと拓海くんがいるんだな。