この想いを君に…3
「…あんなトレーニング、ふざけ合っているようにしか見えない」

机の中からまたあの写真を出してきた。

どうせ、また嫌がらせをするつもりで持って来ていたのだろう。

悠斗はチラッ、と目を落とすと

「たまたまクールダウンしている時だろ?
実際にランニングでも毎日30キロ以上走ったり、その間、たまにダッシュしたり。
筋トレもかなりしてると、睦海と一緒にトレーニングしている人から聞いている」



悠斗は手を離した。



「甘いんだよ、お前達が。
本気で周りに認めてもらいたいなら結果を出せ。
結果を出すにはどうしたらいいか考えたら自然と答えは出るだろ?
睦海に当たり散らすのは八つ当たりだよ」
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