この想いを君に…3
「…どういう事ですか?」



2日連続呼び出されたパパは…

かなり怒っていた。



「今回は黒板に…低レベルすぎる」

パパは立ち上がって

「睦海、帰るよ。
もう、学校辞めていいから。
こんな所にいても睦海は成長しない」



いきなり言われてあたしの頭は真っ白になった。

確かに…そう思う事もあったけど…



悠斗みたいに助けてくれる子がいたら。

悠斗を呼びに行ってくれた奈々がいたり。

…小数でも助けてくれる子がいると。



やっぱり辞めてはいけない気がする。
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