白衣の悪魔に恋してる
「ねぇ…杏奈。保健室行ってくれば?」
「イヤだ…」
親友の由奈が横からあたしの腕をペンで突きながら心配そうに声をかけてくる。
「でも…」
「絶っ対…イヤ…」
あたしはその提案を頑なに拒否した。
だって…
だって保健室には…
「はぁ…保健室に行けばアンタの大好きな楢崎先生に会えるんだよ?会いたくないの?」
そう。
あたしの大好きな先生。
楢崎 恵先生がいて…
「一応、熱があんだからさぁ…いつもみたいに追い返されないって。ってか、こんな状態のアンタ追い返すとか…絶対ナイから。」
「でも…」
「大丈夫だって。楢崎先生、体調の悪い生徒にだけは優しいし…」
そんなの知ってる。
全校生徒の中であたしが一番良く分かってる。
「でも…」
あたし…
スッピンだし…
髪だってグシャグシャだし…
「こんな姿でケイ先生に会えないよぅ…」
あたしはポツリと小さく呟いた。
「イヤだ…」
親友の由奈が横からあたしの腕をペンで突きながら心配そうに声をかけてくる。
「でも…」
「絶っ対…イヤ…」
あたしはその提案を頑なに拒否した。
だって…
だって保健室には…
「はぁ…保健室に行けばアンタの大好きな楢崎先生に会えるんだよ?会いたくないの?」
そう。
あたしの大好きな先生。
楢崎 恵先生がいて…
「一応、熱があんだからさぁ…いつもみたいに追い返されないって。ってか、こんな状態のアンタ追い返すとか…絶対ナイから。」
「でも…」
「大丈夫だって。楢崎先生、体調の悪い生徒にだけは優しいし…」
そんなの知ってる。
全校生徒の中であたしが一番良く分かってる。
「でも…」
あたし…
スッピンだし…
髪だってグシャグシャだし…
「こんな姿でケイ先生に会えないよぅ…」
あたしはポツリと小さく呟いた。