いちごキャンディ
そして、笑っていう。
「…んじゃあ、アイスクリーム。アイスクリームがいいんだ!」
顔を真っ赤にそめたまま、トオルはこたえる。にっこり笑った顔は可愛いかった。
ポールは、うん。とうなずきアイスクリーム屋をさがした。 いがいに、あっさりとアイスクリーム屋は見つかった。
「俺、チョコレート。トオルはなに?」
「イ、イチゴ!わたしは、イチゴがいいんだ。ほ、ほら、アメリカのイチゴってのも、きになるしさぁ!…。」
スポーツ少女なかんじの高いとおったこえでいうトオル。
「ん。わかった。んじゃ、おじさんいまのでお願いな?」
二人はできたアイスクリームを片手にもち、ちかくにあったベンチへとすわる。 トオルがいいにくそうにいう。
「あの、アイスクリームさ、ありがとう。」
目がキョロキョロしている。
「あぁ、いいさ。それくらい。」
ポールは笑って言った。
「…。ううん。いや、あの、わたしさ、…。」
だまりこむトオル。「どうしたの?」
ちらり、と横にすわってるトオルをみる。
「おまえ、ないてんのか?」
しばらくの沈黙。
ずずっと鼻水をすする音がきこえる。
「…。だって、わたし、幸せなんだ。」
「…んじゃあ、アイスクリーム。アイスクリームがいいんだ!」
顔を真っ赤にそめたまま、トオルはこたえる。にっこり笑った顔は可愛いかった。
ポールは、うん。とうなずきアイスクリーム屋をさがした。 いがいに、あっさりとアイスクリーム屋は見つかった。
「俺、チョコレート。トオルはなに?」
「イ、イチゴ!わたしは、イチゴがいいんだ。ほ、ほら、アメリカのイチゴってのも、きになるしさぁ!…。」
スポーツ少女なかんじの高いとおったこえでいうトオル。
「ん。わかった。んじゃ、おじさんいまのでお願いな?」
二人はできたアイスクリームを片手にもち、ちかくにあったベンチへとすわる。 トオルがいいにくそうにいう。
「あの、アイスクリームさ、ありがとう。」
目がキョロキョロしている。
「あぁ、いいさ。それくらい。」
ポールは笑って言った。
「…。ううん。いや、あの、わたしさ、…。」
だまりこむトオル。「どうしたの?」
ちらり、と横にすわってるトオルをみる。
「おまえ、ないてんのか?」
しばらくの沈黙。
ずずっと鼻水をすする音がきこえる。
「…。だって、わたし、幸せなんだ。」