短*大好きな幼なじみ



そして、1時間目の終わりのチャイムが鳴り…あたし達は教室に戻るための階段を上っていた。



そこで目にした風景…


それは…



「理依…好きだよ」



いつも理依を囲む女の子達のリーダー的存在…亜美ちゃんだ。



亜美ちゃんは本当に可愛くて…小さくて…なんか守ってあげたくなるような…そんな子。



理依…



あなたは断る????



断るか断らないかであたしも理依を諦めるかまだ想い続けるか決めるね。



そんな中理依の答えは…



「俺も好き…け」



“好き”っていう二文字を聞いた瞬間…



あたしは走り出していた。



「かりん!!!!!」



真世が呼んでる事も知らないで…


でも、もう聞きたくなかった…



目的もなくただ走るだけ…



とにかく誰にも泣いている所を見てほしくなかった。



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