今なら、君に言えるだろう

 「な、なんで?」
 「いや…俺は…」

彼も目を丸くして私を見てる

すると小上がりの方から

 「おーい!知陽こっち!」
 「奈帆!早くっ!」

私たちを呼ぶ声に彼も

 「奈帆さんたちだった…短大の女の子って」

って納得して

 「行こ?」

知陽くんは私の手をとって小上がりの方に歩く



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