私の王子様-先生【完】



「顔に出てる」

「え、嘘っ!!」

「冗談のつもりだったんだけど…」

「な…」

「寂しくなったら電話しろ」



そう言って差し出された1枚の紙。


先生の携帯番号とアドレスが書いてあった。



「いいんですか?」

「あぁ…」

「ありがとうございます」

「じゃぁお休み」

「お休みなさい」



そうして車は走り出した。



先生の電話番号。


そしてアドレス。


普段私は携帯とか使わないけど


今すぐにでも使いたくなった…






< 101 / 238 >

この作品をシェア

pagetop